香川県高松市 『萬燈珈琲店』
香川県高松市の戸建て住宅をカフェに改装した古民家カフェです。
生産・消費を主題材に、地域活性・雇用創出などの地方回帰に繋がる飲食モデルの、他店舗展開の実現を検証した案件です。
その長期テーマとして、「四季の変化と共に、安心安全な食を楽しめる」ことに加え、「これからも長く地域と共に成長・発展し、”いままで”と”これから”を繋ぐ存在であること」を掲げています。
まず最初に、建物の使用用途が異なる為、用途変更を行う。若しくは店舗用途面積を制限して用途変更を行わずに工事を行うかのプロジェクトの方向性を決定する必要がありました。
結果、今回は後者を選定しています。
古い建物なので、まず最初に既存部分の補修や耐震補強などの懸念箇所の修繕を優先的に行い、残り予算で古民家の良い部分を損なうことなく、仕上げ材は可能な限り自然素材で構成することを心掛けました。
周囲に多く取り入れた自然や、経年で変化していく仕上げ素材の表情が、”いままで”と”これから”を繋ぐ存在になることを期待して、竣工を迎えることが出来ました。
【PROJECT DATA】
基本設計・デザイン・実施設計・監理:株式会社ウエムラデザイン